開業医の高齢化浮き彫り(平成12年度医師等調査)

 厚生労働省統計情報部は昨年12月14日、平成12年医師・歯科医師・薬剤師調査の概要を発表しました。それによりますと、12年12月末現在における医師数は25万5792人(前回の平成10年調査に比べて2.9%増加)、歯科医師数は9万857人(同3.2%増加)、薬剤師数は21万7477人(同5.6%増加)となっていることなどが分かりました。

 医師についての調査結果を眺めてみます。

 従事している施設別にみますと、医療施設が最も多く24万3201人(95.1%)、次いで介護老人保健施設が2114人(0.8%)、医療施設・老人保健施設以外が8154人(3.2%)となっています。医療施設で従事する医師の内訳をみますと、病院が15万4588人で医療施設従事者の63.6%となり、診療所が8万8613人で同じく36.4%となっています。

 前回調査と比べてみますと、12年4月からの介護保健制度の施行に伴い、介護老人保健施設で従事する医師が大幅に増えていることが特徴的だといえます。

 年齢階級別にみますと、30〜39歳が6万4930人(26.7%)で最も多く、次いで40〜49歳(6万3172人、26.0%)、50〜59歳(3万6788人、15.1%)の順です。

 病院・診療所別でみますと、診療所では70歳以上が最も多く26.2%であることを筆頭に、開業医の高齢化が進んでいることが如実となっています。

 主な診療科別にみますと、内科が最も多く7万4539人(30.6%)、次いで外科2万4444人(10.1%)、整形外科1万7952人(7.4%)の順で多くなっています。前回調査と比べ、内科、整形外科では従事医師数が増加していますが、逆に外科、産婦人科では減少しています。

 人口10万人対の医療施設に従事する医師数(全国平均は191.6人)を都道府県別にみますと、東京253.4人、京都251.7人、高知250.8人、徳島250.1人で多く、逆に埼玉117.3人、茨城135.4人、千葉136.4人、岐阜158.8人など大都市近郊県で少なくなっています。


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