人口10万人対医師数は196人に (医師数)

 

 

 厚生労働省統計情報部は11月28日、平成14年の医師・歯科医師・薬剤師調査の概況を発表しました。それによりますと人口10万人対の医師数(医療施設従事)は全国平均で195.8人となりましたが、東北地方や関東近郊で医師数が相変わらず少ないことなどがわかりました。この調査は2年ごとに行われ、今回は14年末の状況です。

 14年末の全国の届出医師数は26万2687人で、2年前に比べ6895人、2.7%の増加となっています。このうち、医療施設に従事する者は24万9574人(総数の95.0%)で、2年前に比べて6373人、2.6%増加しています。

 人口10万対の医療施設に従事する医師数は、195.8人で、2年前に比べ4.2人増加しており、次回調査では200人を超えることが予想されます。もっとも、都道府県別にみますと西高東低の状況は変わらず、埼玉121.8人、茨城136.6人などの関東近郊や、東北地方で少ない状況にあります。

 施設の種類別に医師数をみますと、病院(医育機関附属を除く)11万5993人、医育機関附属病院4万3138人、診療所9万443人という状況です。施設種別の平均年齢をみますと、病院(医育機関附属を除く)43.6歳、医育機関附属病院36.6歳、診療所58.0歳です。診療所医師の平均年齢はここ10年ほど低下傾向にあり、当局では「世代交代が進んでいるのではないか」と分析しています。

 診療科別の医師数をみますと、内科・外科・整形外科が多い状況は変わっていません。医師不足が言われる小児科については、主たる診療科としての小児科標榜医は増加(前回比2.3%増)しているものの、複数標榜科の中で小児科を掲げている医師は減少(同▲2.6%)しています。