依然として少子化に歯止めかからず (人口動態)

 

 

 厚生労働省統計情報部は平成16年1月1日、平成15年の人口動態統計の年間推計を公表しました。それによりますと、出生数、出生率ともに過去最低を更新しました。依然として少子化に歯止めがかかっていないことが浮き彫りになりました。

 同推計は、人口動態統計速報の15年1月から10月分までを基礎資料として、日本における日本人について推計したものです。出生数は112万1000人で、前年から3万3000人減少し、出生率(人口千対)は8.9と前年の水準を0.3ポイント下回りました。

 死亡数は前年から4万3000人増加して102万5000人となり、現在の統計となってから初めて100万人を超えました。死亡率は8.1で前年の7.8を0.3ポイント上回りました。15年に死亡が増加したのはインフルエンザが流行したためです。三大死因とその死亡数をみますと、最も多いのは悪性新生物の30万9000人、次いで心疾患の16万3000人、脳血管疾患の13万5000人が多くなっています。9年以降三大死因の順位は変わっていません。死産数は3万5000胎で前年から2000胎減少し、死産率(出産千対)は30.3で前年から0.8ポイント低下しました。

 出生と死亡の差である自然増加数は、過去最低の9万6000人で対前年比7万5000人減と大幅に低下し、自然増加率は0.8で前年を0.6ポイント下回りました。なお、出生は平均して28秒ごと、死亡は31秒ごとに発生している計算です。

 次に婚姻、離婚の状況をみますと、婚姻件数は73万7000組で前年から2万組減少し、婚姻率は5.8となり、前年から0.2ポイント減少しました。また、離婚件数は28万6000組で4000組減少し、離婚率は2.27で0.03ポイント減少しました。