90歳以上が100万人突破 (高齢社会白書)

 

 政府は6月3日、平成17年版「高齢社会白書」を閣議決定し、国会に提出しました。それによりますと90歳以上の高齢者数は101万6千人と初めて100万人を超えたことが明らかになりました。

 16年10月の65歳以上高齢者は前年に比べて57万人増の2488万人です。高齢化率は0.5ポイント上昇し19.5%と、数・率ともに過去最高を更新しました。増加したうち52万人は75歳以上の後期高齢者が占め、後期高齢者人口は1107万人となり、高齢者人口に占める割合は44.5%に達しました。また、16年9月末現在の100歳以上の高齢者は2万3千人に上り、過去最高となりました。

 高齢者数は今後も増加し、今年度中に2500万人を超える見通しです。

 高齢化の進展に伴い14年度の社会保障給付費は83兆5666億円となりました。国民所得に占める割合は、前年度比1ポイント上昇し、23%です。高齢者関係給付費は58兆4379億円となり、社会保障給付費に占める割合は、前年度比1.2ポイント上昇の69.9%となりました。高齢者関係給付費の内訳をみますと、年金保険給付費が42兆5025億円と全体の4分の3を占めています。

 労働力人口に占める65歳以上の割合は7.4%ですが、平成27年には11%に到達するとみられます。

 世帯主が65歳以上の世帯での貯蓄をみますと15年で平均2423万円となり、全世帯1690万円の1.4倍です。高齢者世帯の14年の世帯一人当たり所得は196万1千円で、全世帯平均の204万7千円と大差はみられません。

 平成17年度の高齢社会対策関係予算は一般会計で前年度比2.6ポイント上昇の12兆7109億円です。このうち健康・福祉には半分の6兆3098億円を計上しています。