日医が認定医制度案を発表

 

日本医師会は8月20日の会見で、「総合医」の認定制度案を発表しました。臨床経験の年数に応じた認定コースを設けるとともに、日医内に認定機構を設置します。名称やカリキュラムは都道府県医師会などの意見を踏まえ今後決定し、22年4月までに開始する予定です。

 日医は日本プライマリ・ケア学会など関連3学会と協議を続けてきましたが、「地域医療、保健、福祉を担う幅広い能力を有する医師」認定制度案としてまとめました。

 名称については、@地域医療医A地域医療認定医B地域医療担当医C地域医療相談医D日医認定地域医療医E日医認定地域医療担当医F日医認定地域医療相談医G日医認定地域医療総合医H日医認定地域総合診療医I日医認定地域医療連携医J日医認定総合医K日医認定総合診療医の12案を候補としています。

 認定コースは4つで、T2年間の卒後臨床研修終了、U臨床経験7年〜15年未満、V臨床経験15年〜45年未満、W臨床経験45年以上の医師が対象です。プログラムは、コースTは3年間以上の実務研修、Uは50単位(1単位は1時間の講義・実技)、Vは20単位、Wは今後の検討−とします。

 カリキュラム案は日医の生涯教育推進委員会が関連学会の協力によってもとめたもので、都道府県医師会や日本医学会105学会、全国医学部長病院長会議の意見を反映させ、今秋完成する予定です。

 なお、認定制度がスタートすると現在の日医の生涯教育制度は廃止されます。

 今回の認定制度について飯沼雅朗常任理事は、「厚労省が考える人頭割や総額制など今のフリーアクセス阻害や医療費軽減を目的としたものとは違う。医師の生涯教育のレベルを上げることで国民のためになる。これこそが今のフリーアクセスを守れる唯一の道だと思う」と述べました。