2年目は自由に診療科目を選択

研修制度検討会が議論の方向性

 

 厚労省と文科省は12月17日、臨床研修制度のあり方等に関する検討会(高久史麿座長)を開き、論点整理と検討の方向性を提出しました。研修医の募集定員の地域別上限設定や研修期間2年目は自由に診療科目を選択できることを提案しています。

 地域や診療科目間の偏在、臨床研修の質の向上、一環した医師養成について方向性を示しました。

 地域偏在に対し、@地域の医師確保・定着促進のため、研修医の募集定員に地域別の上限を設定するなど、マッチング方法の見直しA臨床研修での地域医療研修の一定期間の必修化−を明示しました。

 診療科目の偏在への対応としては、2年間の初期臨床研修の期間について、最初の1年間を内科や救急など特に基本となる診療科を研修することとし、その後の1年間は将来専門とする診療科に対応できることを提案しました。

 また、研修プログラムの設定では、医師不足の診療科を選択する研修医が確保できるような対策も盛り込みました。

 質の向上では、研修医の目標到達度を評価する仕組みの必要性や研修病院の施設基準の見直しなども明記しました。卒前卒後の臨床研修の到達目標が一貫したものになるような医学教育カリキュラムや、医学生の医行為の取扱い、国家試験の内容の見直しなども入りました。

 高久座長は「研修期間を1年にする議論はあるが、急に変えるのは難しい。1年目を必修とし、2年目にある程度自由にすることで、2年間が実質的ではないか」と述べ、1年に短縮する考えがないことを示しました。

 

 

            

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