四病協が72時間規制で調査

 

 

 四病院団体協議会はこのほど、「看護基準に関する緊急アンケート」の結果をまとめました。病院の大半が、月平均夜勤72時間規制の緩和を求めていることが分かりました。全日本病院協会の西澤寛俊会長(中医協委員)が1月29日の中医協総会で説明しました。

 会員病院から無作為抽出した496施設を対象。1月19日から3日間で調査し、411施設(83%)が回答しました。回答者は看護部長・師長や看護職員配置責任者で、回答率の高さは「72時間規制の改善を望む現場の声だ」としています。

 「看護師の充足」については、72%が「不足」で、「看護師の求人反応」は83%が「悪い」と回答しました。看護師の充足では多くの病院が不足し、採用は厳しいと答えました。

 夜勤72時間規制とその影響については、「毎月行う夜勤72時間の勤務調整」は71%が「困難」で「72時間規制後の夜勤状況」は71%が「厳しくなった」と回答しました。「医療安全への寄与」は72%が「逆効果もしくは効果がない」と答えています。72時間規制による勤務調整が難しく、夜勤状況も厳しくなったと感じています。

 今後の看護基準(複数回答)では、「柔軟な勤務体系にできることが望ましい」74%、「緩やかな規制が望ましい」63%と規制の緩和を求める意見が大半を占める一方、「現行の基準が適当」12%、「月平均時間はもっと短縮すべき」7%もみられました。

 「毎月行う夜勤72時間の勤務調整」は、国公立・公的病院は「困難」とする割合が42%で、全体の71%よりも30ポイント程度低く、他の設置主体より72時間規制に困っていない状況がうかがえます。

 同じ質問に対しても、「199床以下」の施設は「困難」の回答が75%で、「200床以上」の67%よりも8ポイント高く、規模が小さい施設ほど苦労していることが分かりました。