診療所の外来点数はマイナス

 

 

 日本医師会(原中勝征会長)は9日、平成22年度診療報酬改定が実施された4月分のレセプト調査の結果速報を発表しました。診療所の外来(1日当たり点数)はマイナス0.21%で病院を含む医科外来の改定率0.31%を下回ることが分かりました。病院の入院は3.62%、外来は3.44%、有床診の入院は5.68%となっています。

 全国4816施設の医療機関を対象に調査を実施しました。診療所1375、病院135、合計1510施設(有効回答率31.4%)から回答を得ました。

 総点数の対前年度比は全体で2.08%、入院で4.35%、外来で0.41%です。外来はほぼ横ばいに止まり、自然増もありませんでした。1日当たり点数は、入院3.73%、外来0.53%で、改定率(入院3.03%、外来0.31%)をやや上回る水準でした。病診別に1日当たり点数をみると、病院の外来は3.44%と高かったのですが、診療所の外来は0.21%のマイナスでした。

 一方、4月時点で地域医療貢献加算(3点)の届出をしている診療所は27.2%、今後届出予定ありの診療所を加えると29.1%でした。厚労省は当初3割程度の診療所が算定できるとの想定を示し、その後算定要件の解釈を若干緩めました。中川俊男副会長は「みんな慎重な対応をしている。現在の要件でもっと取れるので、状況が落ち着けば増えるだろう」と述べました。

 外来管理加算の算定回数は対前年度比で全体3.26%、診療所2.74%、病院6.13%増えました。外来管理加算の5分要件は22年度改定で撤廃され、代わりにいわゆるお薬受診は算定できないよう要件を変更しました。中医協では診療側委員が算定回数の影響はほぼないと推測していました。

 今回の結果は速報値で8月にも要因分析を含めた確定値を公表する予定です。