医師の合格率は89.8%に

 厚生労働省は3月19日、第107回医師国家試験の合格者を発表しました。受験者数8,569人に対して、合格者数は7,696人で合格率は89.8%でした。前回より0.4ポイント低下しましたが、例年の変動の範囲に収まっています。一方、第106回歯科医師国家試験の受験者は3,321人、合格者は2,366人で合格率は71.2%でした。

 

 医師の合格者のうち、新卒者のみの状況をみると、受験者数7,742人に対して合格者数は7,205人で合格率は93.1%、基本的に卒業年次が下がるほど、合格率は低くなります。23年4月〜24年3月の卒業者の合格率は77.5%、20年4月〜21年3月は30%、16年3月以前だと8.2%まで下がりました。

 男女別の合格率では男性は89.0%、女性は91.5%で女性の方が高いです。この傾向も例年通りです。合格者数は男性が5,180人(67.9%)、女性が2,516人(32.7%)ですが、最近は女性の比率が微減傾向にあります。最高齢の合格者は66歳の男性です。

 学校別の合格率は自治医科大学が99.1%で最も高く、次いで名古屋市立大学医学部の98.7%、日本大学医学部の98.3%、埼玉医科大学の98.0%、順天堂大学医学部の98.0%、産業医科大学の98.0%です。国立計では90.7%、公立計では94.0%、私立計では88.9%でした。

 

 歯科医師国家試験の合格率は71.1%で、前回から0.1ポイントの増加にとどまります。直近3年間は横ばいが続きます。新卒者のみの状況では、受験者数2,373人に対し合格者は1,907人で合格率は80.4%でした。男性は68.3%、女性は75.9%となっています。

 学校別の合格率は東京歯科大学が96.3%で最も高く、次いで大阪大学歯学部が88.9%、東北大学歯学部が87.1%となっています。