「看護職辞めたい」が過半数

 

 連合は10日、看護職員の労働・生活実態調査の結果を発表しました。看護職を辞めようと思ったことがあると答えた人が過半数を超えることが分かりました。調査は昨年11月から今年1月にかけて実施されました。有効回答数は7143万人(有効回答率66.0%)です。

 回答者全員の平成23年の平均年収は約410万円です。

 勤務形態は三交代制が39.0%、二交代制が35.7%です。平均夜勤回数は月に7.9回、二交代制の平均夜勤回数は月に4.7回です。夜勤時の仮眠は「仮眠なし」は三交代制が56.0%、二交代制が10.1%と厳しい労働環境が示されました。

 

 疲労の調査では、90.5%の人が「業務中に事故を起こすのではないかと不安になることがある」と回答しました。ワークライフバランスが取れているのは三交代制で31.0%、二交代制で39.4%となりました。

 最近1年間で「看護職を辞めようと思ったことがある」は全体の52.1%を占め、「病院を変わりたいと思ったことがある」は61.9%に達しました。理由は、「賃金が低く、努力の甲斐がない」が31.8%で最も多く、「人手が足りない」が26.8%、「やりがいが感じられない」が22.1%と続きます。

 看護職を辞めたり病院を変えたりしないための必要な支援としては、「有給休暇の容易な取得」が45.8%で最も多く、「努力に見合った報酬や待遇改善」36.6%、「業務のスリム化など業務改善」が30.4%となっています。

 

 同日の記者会見で、連合の花井圭子総合政策局長は、「診療報酬改定も射程に置きながら、連合として独自に看護の生活・労働の実態を把握しようということで実施した。今回の調査結果をもとに、看護協会が既に策定しているようなガイドラインをつくる作業に入る」と述べました。